小川げんきプラザ周辺観察会報告
開催日 7月21日(日)
集合場所 小川げんきプラザ駐車場
観察地 川埼玉県立小川げんきプラザ(旧小川少年自然の家)周辺
参加者 21名
実施時刻 9:30~15:00
鑑定人 福島隆一、大館一夫、近藤芳明、村田紀彦、大久保彦
世話人 福島隆一、村田紀彦、大舘くみ、近藤芳明
報告 福島隆一
撮影 大舘くみ、大舘一夫、西田誠之、大久保彦
a | 会長の挨拶 同定会の様子 いつもの年は、10月の半ば頃に観察会を行っていましたが、今年度は梅雨の開ける頃に行ってみました。参加者は会員16名と一日会員5名でした。3年ぶりにテレビ朝日系(スーパーJチャンネル)の取材が有りました。大館さんと私に取材スタッフが付き、歩きながら出会ったきのこ達の撮影を行い、解説を録画しました。デジカメの進化も驚異的ですが、テレビ用カメラも小型になり、数メートルも離れた暗い地面に生えているきのこ達を自動で拡大し、明るい画像にしてしまう技術の進歩には感心するばかりです。午後から雨が降るという予報が出ておりましたので同定会場は、西側の炊事場をお借りして行いました。予想通りテングタケ科やイグチ科等夏型きのこが多く見られました。小川げんきプラザでは、オオオニテングタケの記録が有りませんでしたが、夏場の調査が殆どなされていませんので以前から自生していたのかもしれません。関西に居たと時に見た、チャオニテングタケやシロオニタケの仲間は巨大なきのこを作ります。コテングタケは、歩きながら見つけましたが、ツバが上向きに付いていることや丸いツボが有ること等から簡単に判断できるはずですが、テングタケ科の新しい種かな?と思ってしまいました。今年は梅雨が長引き時々大雨が降り続いたので、ホウライタケ属のような小型で傘の肉が薄いきのこも見られました。柄の下部が青黒いアシグロホウライタケにも久しぶりに出会えました。ハダイロハリホウライタケ(仮称)Marasmius spと言う種は以前から目にしていたきのこですが神奈川キノコの会(編)キノコ新図鑑に城川四郎氏の解説があります。また、日頃見られないイッポンシメジ科のキヌモミウラタケがたくさん見られました。大型の黄色いきのこは何だろうね?と首を傾げておりましたが、大館さんが顕微鏡観察されキツムタケであるという結論となりました。昨年から話題になっているニカワアナタケも笹の柄の先端で確認され、また、地区外で採取された菌として、今まで観察会で報告されていないニカワラッシタケが提出されました。このきのこは、高橋春樹さんと出川さんにより新種報告がなされたきのこです。
小川げんきプラザ観察目録(2019年7月21日)
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